【Web開催】2021年2月16日熊本県医療人キャリアサポートクローバーセミナーが開催されました。

【Web開催】2021年2月16日熊本県医療人キャリアサポートクローバーセミナーが開催されました。

2021.3.1
カテゴリー:クローバーの会主催・共催

開催報告

cloverの会(熊本県医療人キャリアサポート)では、女性医師キャリア支援の観点から、男女共同参画推進活動に積極的に取り組んでいます。2021年2月16日(火)19時~21時令和2年度熊本県医療人キャリアサポート クローバーセミナーが開催されました。(参加者40名)

今回のセミナーでは、熊本県における取組みをご紹介するとともに、「キャリア支援と選ばれる職場づくり」をテーマに、お留守番医師制度を利用された針本先生の体験談、現場復帰復職支援プログラムを基幹病院で作成された武曾先生、男性医療人パパの会「ペンギンズ」を大学病院で立ち上げられた中田先生より取組みについてご講演いただきました。

 

 

【開催の挨拶】

熊本県地域医療支援機構理事

熊本大学病院 地域医療・総合診療実践学寄附講座 特任教授 谷口 純一 先生

 

 

【クローバーの会活動報告】

国立病院機構熊本医療センター院長

熊本県医師会男女共同参画担当理事 クローバーの会会員  髙橋 毅 先生

 

 

【事例紹介】

~お留守番医師制度に参加して~ 針本 聡子 先生  <利用経験談インタビュー動画>

 

 

【講演1】

基幹病院における科毎の現場復帰支援プログラムの試み

 

京都華頂大学 現代家政学部・食物栄養学科 教授

前 公財)田附興風会医学研究所北野病院 腎臓内科主任部長  武會 恵理 先生

 

 

 

【講演2】

大学病院で男性医療人の会『ペンギンズ』を立ち上げて~ボトムアップを目指して~

 

大分大学医学部附属病院 腎臓内科 特任助教

女性医療人キャリア支援センター副センター長  中田 健 先生

 

 

【閉会の挨拶】

熊本大学病院男女共同参画推進委員会 委員長

熊本大学大学院生命科学研究部小児科学講座 教授  中村 公俊 先生

 

 

 

————「キャリア支援と選ばれる職場づくり」アンケートまとめ————

 

アンケート回答:21

内訳・・男性:10名 女性:10名 不明:1

    医師:16名 看護師:1名 医療関係者:4

 

Q家庭と仕事の両立に葛藤を感じたことはありますか。

 ある:13名 ない:8

 

~~葛藤を感じた方の声~~

・夕方勉強会があるのに、子供たちがご飯を待っている。勉強会に出ずに家に帰った。

・仕事に専念し家庭をかえりみなかった。

・子育て時期の仕事の継続、大学病院で生後6か月での当直開始は大変だった。

・家族旅行中にも切り上げて帰院したこともしばしば。

・昔の事で忘れてしまいましたが、かなり妻に負担をかけたと思います。

・育児と介護が同時に重なったときは、ワークライフバランスを取るのが困難であった。

・キャリアアップの中断、子供の送迎、子供が病気の時の対応

・夫が多忙な科であることは承知の上で結婚し、家庭と仕事の両立を考えて、マイナー科を選択。確かに定時には帰れますが、「家庭」に対する考えが甘かった。「家庭」も仕事。「家庭」の最高責任者および業務遂行者は自分なので、一人科長みたいな気分。睡眠時間以外はすべて仕事。ブラックなダブルワークです。夫は現実、家庭にいないので、物理的に家事分担、育児分担は不可能と分かっているものの、ストレスが蓄積していて、今年から管理職になり、仕事内容や責任が劇的に増えたのに、家事育児はほとんど担っており、常に疲れていて、限界だ、いやまだいける、と葛藤を繰り返しています。

・子供が病気になった時、仕事と家事それぞれに問題が重なった時など両立に葛藤を感じました。幸い周囲に支えられて何とか続けてこられました。

・介助を必要とする高齢の親との同居

・子育てと介護が重なったとき

 

Q職場で取り組んでいるもしくは今後必要な両立のための工夫(複数回答可)

・上司の積極的な有給休暇の利用(1名)

・院内保育所、託児所(6名)

・病児保育(2名)

・短時間勤務制度(7名)

・オンライン在宅勤務(1名)

・職場でのサポート体制(1名)

・男性の育児休暇取得(1名)

・管理者教育(1名)

・シッターや家事代行業の斡旋(1名)

・保育園との提携(1名)

・ケースバイケースで工夫は異なると思います。(1名)

 

Q今後セミナーで聞きたい話(複数回答可)

・専門医制度(4名)

・他県のキャリア支援制度(13名)

・子育て(1名)

・休職経験者(4名)

・留学経験者(3名)

・行政(7名)

・臨床(7名)

・他職種での取り組み(1名)

・コーチング、リーダーシップ研修(7名)

・キャリアプラン(1名)

・研究者(2名)

・論文の書き方(2名)

 

Q男女共同参画に関する支援について期待する事(複数回答可)

・ロールモデルの紹介(6名)

・保育・学童支援(5名)

・休職中の身分保障(4名)

・復職支援(再教育)(勤務先紹介)(9名)

・男性の意識改革(9名)

・女性の意識改革(5名)

・家事支援(2名)

・無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)への気づき(1名)

 

Qセミナーについての意見

・他県の色々な取り組みを聞けて、非常に勉強になった。

・ペンギンズなどの活動を知ることができました。

・男性の若手の意見はおもしろかったです。

・思ったよりアットホームな会でした。

・周囲の協力による環境整備や本人の意思の重要性を再認識しました。

・「男性医療人の会」というものの存在に驚きました。「Clover」も「ペンギンズ」もネーミングがいいですね。

・楽しく拝見しました。自宅だったので妻も一緒にみて喜んでいました。制度的なものができていかないといけないでしょぅが、女性蔑視の風土は根強いでしょう。

・全国各地からの参加があり、様々な意見など聞かれ参考になりました。

・セミナーの継続・発展に期待しています。

・歯科医師会でも女性歯科医師支援にとりかかっているが、まだ具体性に欠けるので、今回のセミナーを参考に進めていきたい

・育児中の女性医師をいかに確保するか、大変参考になりました。

・大分医大の男性医師からの発信は、時代の変化を感じて、大変興味深かったです。テーマとして取り上げられていただき良かったと思います。

・とても参考になるお話ばかりでした。ありがとうございました。

・今後の継続を期待しています。

 

 

昨年まで県内を対象としておりましたが、今回は、オンライン開催となり県外からも多数ご参加いただきました。ご講演をいただきました先生方、ご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。

 

 

主催:熊本県地域医療支援機構 熊本大学病院男女共同参画推進委員委員会

共催:熊本県医師会 熊本市医師会